2019年を振り返って

新年あけましておめでとうございます。

2019年は令和という新時代に入り、日本人にとっては特別な年になりましたね。

 

2020年の抱負を考える前に、まずは2019年を振り返ってみようと思う。

 

自分にとって2019年は大きく動いた年で、若手研究者として自分の進むべき道の方向性を模索して、幾分か見えてきた印象を受けます。

 

2015年の春に日本の大学で博士課程を修了して以来、ポスドクとしてスイスで1年、ドイツで4年。計5年。長い。その間、出した国際誌は20本(主著9本)。ポスドクとしてはかなり成熟してきた感じがあり、次のステージに進みたいところです。

 

 

 

今年は国際誌を8本出していて、これは過去最高の論文数。

 

学術界最高峰のScience、生態学最高峰のTrends in Ecology and Evolutionに主著を1本ずつ。

 

共著で生態保全最高峰のGlobal Change Biologyなど、質と量から見たパフォーマンスは間違いなく過去最高でした。

研究者としての認知度も徐々に上がってきた。これが嬉しいですね。

 

いくら論文を書いても、誰も読まなければ価値がない。この価値の指標の一つが引用回数。これが日本・スイスに居たときは全然伸びず、自分は研究者として価値がないのではと深刻に悩んでいました。ただ、ドイツに移った2016年には戦略を色々変え、2018年からはその結果が出てきました。

加えて、ドイツ、ルクセンブルグ、日本で招待されて講演やワークショップを企画しました。招待されても金にはならないけど、やるごとに色々学びがあり、自分の成長の手助けになっています。更には2020年はすでに1月と3月に日本で招待講演が決まっています。

 

自分からオランダやスイス、日本の研究者のところに積極的に連絡を取り、なんとか学びとろうとしている姿勢も良かったように思います。

精神面での向上も努めた。特に、Stephen R. Coveyの7つの習慣という本に出会えたのは大きかった。これは今後数年間、バイブルにします。オススメ。自分が習得できるまで何度も何度も読み返すつもり。

 

また、毎月精神目標を習字で書いて壁に貼ったり、坐禅をなるべくするようにした。自分の内面を変えられるように苦しみ、努力した。

 

 

・・と、色々上手くいった年に思えます。2018年は1年近く鬱病らしきものに苦しみ、本当に大変だった。それでも、支えてくれたり、励ましてくれる人がいつも近くに居てくれたおかげで、なんとか復活した年でした。2020年はさらに躍動の年にすべく、色々計画せねばと考えています。

 

こういった定期的な振り返りは、自分の歩んできた道筋と方向性を再確認する上でも非常に有益だと思います。これを踏まえた上で、次の年の戦略を考える。

この長ったらしい文章を読んでくれたあなたも、振り返って文章にしてみたらええんではないでしょうか。

 

 

自分にとって、そして皆にとって良い年になりますよう。