一流、二流、三流の定義

今週は、本当に色々刺激を受けました。

世界で本当にトップレベル、一握りのトップ研究者のところに無理やりおじゃまして、少しでも上に行く鍵を知ろうとがんばりました。

 

自分にできるかわからないし、やりたいと思えるか判断もできないけど、

一流と二流以下の差、というのを肌で感じ取ってきました。

 

とっかかりはつかめた気がする。

 

Poverty trap、という言葉があります。

日本語だとなんだろう、貧困トラップ?なのかな?

 

世界の一握りが富をより豊かにし、大多数はより貧困に向かう、というピケティの資本論と似ていますが。

 

大多数の貧困層は、日々の収入を得るので手一杯で、少数の富裕層は、ほっといても勝手に資産が増えていく、という2極化がおきているという。

 

描いた図だと、超貧困層(がんばれば比較的簡単に、中の下くらいにはなれる)というランクも存在しています。

 

まぁ、これはあくまで経済学での話であって、なんのこっちゃ、というと、

 

この収入、というのは、経済でいうおカネ、という話に限らず、お勉強でいう知識、という話でも当てはまるんじゃないか、という話です。

 

 

 

三流:ある程度の知識までは、頭が空っぽなので、どんどん増えていきやすい。前提の知識の基礎ができてくると、更なる応用が身に付きやすい(グレーの矢印)。

 

二流:とはいえ、ある程度いくと、どこかしらで壁にぶち当たる。今の現状維持で精いっぱいで、どんどん知識を必死こいて探して吸収していかないと、自分の立ち位置は維持できない。これは割に合わないフェーズ(オレンジの矢印)。このオレンジの矢印の中に、ほとんどの人はあてはまる。毎日必死こいて情報収集して、自分の役に立つんじゃないかとか色々考えて、取捨選択しながら知識を耕していく。

 

一流:本当の一流になると、勉強するものを自分から探し回らなくても、勝手に周りから入ってくる。一度名声が手に入りだすと、周囲から自分に必要な情報が入ってくる。なので、取捨選択の必要性がほとんどない(グリーンの矢印)。

 

 

知識の話だけど、これはどんな分野でも、序列がある限りは、あてはまる話だと思う。成功ってのは、頑張れば頑張るだけ得られるものじゃない、ってのもこれで説明がつく。ある程度までは頑張ったら成功するけど、ある程度までいくと一気に大変になる。その大変さを超えてしまうと、また勝手に成功が成功をよびこむ。

 

 

じゃあ、どうすればよいのか?

 

自分も勝手に成功が成功を呼ぶフェーズに入り込みたいですわな。

 

これは、本当に色々あると思うし、まだ理論的に分かってないことだらけだろうけど。少なくとも、運を除けば、一流の人のところで学ぶ、しかないんだと思う。

 

二流・三流の人のところで学び続けて、自分はいつか一流になってやる、と思ってたら、それは非常に難しい。彼らのところには、一流が持つ「アンテナをはらずとも勝手に上質な情報が入ってくる」という圧倒的な優位性が存在しないのだから。

 

一流の人のところにいると、勝手に洗練された上質な情報ばかりが入ってくる。要はオイシイはなし。それを身近にいて常に聞き続けていると、自分のインプットがすでに一流のものになるんだから、アウトプットはより一流になりやすい、というのも納得いくでしょう。

 

 

・・まぁ、一流の人は極めて忙しいから、自分を相手にしてくれるかどうか、って話になると、そこは自分の能力と頑張り次第、って話になっちゃうんだけどね。少なくとも、自分から攻め込んでいかないと、大きいチャンスは得られにくい。

 

 

って思った。

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コメント: 2
  • #1

    沖 拓弥 (金曜日, 13 9月 2019 08:49)

    自分も研究者続けてるから、いつも共感しながら読んでるよ。今回のものも同意!とにかく自分から動いていかないと次には繋がらないんだよな。

  • #2

    山崎杏奈 (金曜日, 13 9月 2019 09:43)

    りょうちん、お久しぶり!いつも読んでるよ。そして、共感!
    全然研究とかじゃないけど、前の職場が難しい仕事が多くて辛かった時、上司から「難しい仕事だから大変だけど、ただのメーカーの技術者が一流の人と対等に仕事できるって給料とかより価値があるよ。若ければ若いほど。」って言われたことがあって、そういうことなのかなぁとリンクしました。お互い世界のどこかで頑張りましょう♪