インプットとアウトプットのバランス難しい

成功している研究者を見ると、どうもインプットとアウトプットのバランスのとり方が上手い。

 

自分は下手な方です。

 

必要以上のインプットをして、逆に本質を見失ったり、余分に時間がかかっている。一方で、インプットが充分でないときにアウトプットをしようとして、本質を的確に捉えられていないことも多い。ただ、どっちかというと、慎重になりすぎてインプットばかりしている傾向が強い。

 

これは結局、自分の自信のなさの現れなんだと思います。特に、学生時代に何度も何度も文章を直された経験や、査読者の辛辣なコメントが、未だに自分の未熟さを「過度に」認めてしまっているため。慎重に、慎重に。不足が絶対ないように、情報を取り入れる。

 

また、世の中に出回る情報量はExponentialに増えてきているから、取捨選択が下手だと、インプットをしている間に新しい情報が出回り、それを読んでいると更に・・というループにハマってしまう。

 

ただ、一度「ある一分野に関しては最先端は把握できてきたな」と思えてしまえば、その後は随時必要な情報を更新するのがすごい楽になる気がします。たぶん、成功している研究者がバランス取れていると思うのは、そういうこと。一つの分野を継続してやり続けると、必要十分な情報量が安定して入手でき、そうするとすべきアウトプットも自然と明確になってくる。これはポジティブなループ。

 

世の中、なにか一つを継続してやっていける人は一握りですけども(興味が薄れる、競争で望むポジションを得られずやむを得ず断念、とか)。

 

うーむ、ポジティブなループに入り込むまでが大変です。多くの人が入れない。どうしたらいいのか、というのはまだ自分なりの答えが出てきてない。